"a Copacabana Building"という映画を観に行ってきました。
ブラジル大使館が主催している映画祭で上映された作品の1つです。
ブラジルの有名なCopacabanaビーチの近くにあるアパート。そこに住む12組の住人へのインタビューから成る映画。アパートには、276部屋に500人ぐらいの、lower middle classの人たちが住んでいます。綺麗なアパートではなく、質素な作りの、1ルーム&キッチンの決して広くない部屋。
仕事が無くて路上で物売りをしているの中年男性、お互い二度目の結婚で、最近大げんかをして窓から飛び降りそうとしたと楽しそうに話す老夫婦、5歳の子どもを育てながら生活している20歳のシングルマザーの女性、道ばたで強盗に遭って銀行のカードを盗まれた経験を泣きながら話し、でも今はボーイフレンドとラブラブだと嬉しそうに話すお婆さん、インタビュアーと目を合わせない英語教師の女性、40年以上このアパートに住み続け、違う部屋に10回以上も引っ越しているおばさん(なぜ?笑)、「自分の人生のテーマ曲」と言って、思い入れがあるという歌を熱唱する中年のおじさん。
ブラジル人のlower middle classの人たちの日常。
質素な生活をしていて、今までそれぞれ色んな経験をしてきた人たち。
質素な生活をしていて、今までそれぞれ色んな経験をしてきた人たち。
「大変だろうな・・・」という境遇にもいながら、何かそれ以上を目指すこともなく、今置かれている状況を納得して(ある意味諦めの状況にあるのかもしれないけれど)受け入れ、色々あったし今も色々あるけれど、「まぁ、これが私の人生なんだよね」と妙に説得力のある雰囲気を醸し出しながら、肯定的に捉えている雰囲気が伝わってくる、ユーモアや笑いも飛び交うインタビュー。
こういう人生の捉え方ってあまり日本人には珍しいかもね、と帰り道、一緒に映画を観に行った同僚と話していました。日本人だったら「自分はこんなに大変な人生を送ってきたんだ・・・」と悲観的になりそうだけど、と。この違いはどこから来るのだろう。
最近はサルサを始め、何だか自分の中でラテンが流行ってきている感じです。
次のお休みはラテンの国に行ってみたいな〜
最近はサルサを始め、何だか自分の中でラテンが流行ってきている感じです。
次のお休みはラテンの国に行ってみたいな〜
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