2012年12月22日土曜日

カラーシャ族からの贈り物

パキスタンでタンゴを習い始めて2ヶ月ほどが経ちました。
あまり上達している感はないけれど(笑)、楽しくレッスンを続けています。
レッスンの後、先生や他の生徒さんと一緒に、カフェでカプチーノを飲みながら、色々な話をするのが日課です。

今日はカラーシャ族の住む谷に旅行に行ってきた先生の話で盛り上がりました。

カラーシャ族とは、ハイバル・パフトゥンハ州(KP州)のチトラル県にある3つの谷に住む、非イスラム教の少数民族のことを言うそうです。昔から独自の信仰と伝統文化を持っていた人たちを、他のイスラム教徒はカフィール(異教徒)と呼んでいました。パキスタンとの国境に近いアフガニスタン側にも同様の人たちが住んでいましたが、19世紀末にアフガン王にイスラム教への改宗を迫られ、チトラル王国に統括されていた人々のみが強制改宗を免れたそうです。

彼らは、アレキサンダー大王の元でやってきたギリシャ人兵士の末裔という話があったり、紀元前1500年頃にロシア南部からアフガニスタンに移動し、定住するようになったアーリア人の末裔という話があったりします。

12月上旬から20日前後まで続く新年を祝うお祭りに参加してきた先生から、カラーシャ族の女性たちが編んだ素敵な紐をいただき、今日はそれを首にかけながらみんなでレッスンをしました。

行ってみたいなー。私がパキスタンに居る間に治安も良くなり、KP州にも、チトラルにも行けるようになれば良いのにな。


カラーシャ族の女性たちが編んだ紐。編むのに1本5日程度かかるそうです。

カラフルでとてもきれいに編まれています。
先生は歓迎の印に、首に何十本もこの紐をかけてもらったとか。



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